本屋大賞、歴代大賞作品2016年〜2019年一番面白いのはどれだ!?
こんにちはキャベ太です。(@yakisobaboya)
今回は2016年〜2019年の本屋大賞、大賞作品をまとめ読みしたので
それぞれの感想をまとめて、僕なりにランキングを作成してみました。
- 本屋大賞、歴代大賞作品2016年〜2019年一番面白いのはどれだ!?
- 2016年 『羊と鋼の森 』 宮下 奈都
- 2017年 『蜜蜂と遠雷 』 恩田 陸
- 2018年 『かがみの孤城』 辻村 深月
- 2019年 『そしてバトンは渡された』 瀬尾まいこ
- 本屋大賞、大賞作品ランキング!
2016年 『羊と鋼の森 』 宮下 奈都
▼あらすじ
北海道の方田舎で退屈な人生を送っていた主人公の外村。
このまま退屈な人生を歩むんだろうと想像していた中、偶然世界で活躍する調律師の板鳥に出会う。そしてピアノの音色、調律に魅せられ調律と言う果てしない森のような世界に足を踏み入れてしまう。
迷い、悩みながらも音楽に関わるたくさんの人に支えられ、外村は調律師としてそして人として成長して行く。
調律を通して一人の青年が自分自身と向き合って行くヒューマンドラマだ。
◆感想
文章が綺麗で美しい小説と言う印象です。
情景描写が多く鮮明でしたが、個人的には少し比喩表現がクドイような気がしてしまいました。
そこら辺は好みの問題ですかね。笑
ゆったりと落ち着いて読書をしたい方にはオススメです!
●評価、口コミ
宮下奈都『羊と鋼の森』
— かたまる (@12knchiwa) 2019年6月23日
高校生の時に調律と出会い、調律という森へと足を踏み入れることを決めた青年の姿を描いた作品。
真摯に向き合う、とはどういうことなのか教えられました。 pic.twitter.com/Q4mwH42Fqa
「羊と鋼の森」宮下奈都再読です。
— 沙織@読書垢趣味 (@ktNBB79X) 2019年7月2日
ふたごとの出会いを通じて、
調律師へと成長してゆく。
明るく静かに澄んで懐かしい文体、
少しは甘えているようでありながら
きびしく深いものを湛えている
文体。夢のように美しいが現実のようにたしかな文体。ピアノは生への祝福だと思う。私も聴いてみたい。 pic.twitter.com/qU5ADT2c4Y
映画の羊と鋼の森、優しかった。小説がたまらなく好きでどうなることやらと映画館いかなかったけど、これは行けば良かったな~ピアノの優しい音が心地いい。しかし、山崎くんも良いけど三浦さんかっこよすぎる
— 或 (@Squall_d_s_8to3) 2019年7月2日
山崎賢人さん主演で映画化されているみたいですね!
小説では文章のほとんどが比喩的な表現で構成されており、展開が少ないので映像化は無理だろと思っていましたが是非見てみたいです!
2017年 『蜜蜂と遠雷 』 恩田 陸
▼あらすじ
3年に一度開かれる芳々江ピアノコンクールには世界各国から若き才能が集まる。
音楽とは何か?才能とは何か?孤独な戦いの中でそれぞれが音楽と向き合い、そして自分の才能と向き合う。果たして音楽の神に愛されるのは誰なのか?
ピアノに人生を捧げた若き天才達の熱い戦いが繰り広げられる!
◆感想
音楽ってすごいなー笑
芸術とはどれほど高尚な物か!
僕も昔バンドをやっていたりしたのですが音楽家を目指す事の果てしなさ、苦脳を改めて痛感させられました。
何かに向き合う事の果てしなさ、そして素晴らしさについても改めて考えさせられます。
この小説を読んでから猛烈にクラシックが聴きたくなり聴くようになりました笑
ミーハーですけど笑
恩田 陸さんは昔からファンで他の作品も何冊か読んでいるんですけど、彼女の作品には毎回複数の主人公がいるんですよね!
その中で誰に感情移入するか、読み手によって主人公が変わってくるのが魅力です!
2005年に本屋大賞を受賞した『夜のピクニック 』もオススメですよー!
●評価、口コミ
『蜜蜂と遠雷』が面白すぎて、とりあえず恩田睦読んでるけど、やっぱり圧倒的に『蜜蜂と遠雷』が面白かったんだな…。すっごい好き💕
— mii(勉強垢)💕 (@mii2020P) 2019年6月27日
次、何読も?
これはワクワクが止まらないっ!
— ふぉーく@読めないときの読書垢 (@fork_book) 2019年7月1日
📖
「こんな素敵な方たちの演奏が映画でも聴けるなんてすごい」「プロの情熱を感じた」とクラシックファンからも注目を集めている。
映画「蜜蜂と遠雷」の特報映像解禁! 4人のピアニストによる演奏シーンが「イメージ通りで最高!」と話題 https://t.co/MLooKpiEUS
『蜜蜂と遠雷』恩田陸
— よしぃ@読書垢と言えるのか…? (@SEFTuuULQBEUTaN) 2019年7月1日
音楽に無縁なわたしでも音が映像で頭に流れてくるような、そんな素敵な描写と世界観で、読後も音楽を聞いたような余韻が残っている。
結末が曖昧なことで余計に「最後の演奏はどんな?」「その後のコンテスタントたちは?」と想像が掻き立てられる#読了
#読了
— ジョゼ★本の虫☆📖🎬🐈🐾 (@jozechocho) 2019年7月2日
蜜蜂と遠雷 / 恩田陸
音楽が聴こえる小説。
国際ピアノコンクールを舞台に、主人公達それぞれの運命が描かれている。
風間塵は読者の私にとって「ギフト」でした。
何かに迷っている人や勇気を必要としている人におすすめです。
直木賞と本屋大賞2017のダブル受賞作品。 pic.twitter.com/pFjKsL0zGM
2018年 『かがみの孤城』 辻村 深月
▼あらすじ
学校で壮絶なイジメに遭い不登校になった安西こころ。
ある日部屋の鏡が光りだし、こころは吸い込まれるように鏡の中の世界に誘われる。
鏡の世界には不思議お城があり、こころと同じように不登校になった少年少女が集められていた。
城には「願いの鍵」が隠されていて、見つけ出す事で願いが一つ叶えられると言う。
こころは願いの鍵を見つけ出しイジメの発端の真田美織をこの世から消す事を心に誓うが・・・
◆感想
ミステリー、ファンタジー、青春、友情、様々な要素が盛り込まれた超大作!!
554ページに及ぶ長編ですが一気に読んでしまいました。
推理的な要素も強く随所に伏線が張り巡らされていて、回収の仕方が見事です!
登場人物の個性も豊かで要所要所で全員が物語の鍵を握っています。
少年少女の感情の描き方も秀逸で感情移入せずには入られません!
圧巻のラストシーンでは思わず涙が溢れました!納得の本屋大賞です!
超面白いです!率直に!笑
●評価、口コミ
https://twitter.com/mogutake1214/status/1130410066048274433
https://twitter.com/odu_riyu0203/status/1136045536018960385
https://twitter.com/MIYA15257010/status/1142980918447001600
【かがみの孤城/辻村 深月】この厚さなのに、読むのを止められない勢いがある。主人公のこころは不登校。ある日突然鏡が光り、中の世界に誘われて、7人の仲間が出来る。家の中にいながら、外に出て行き始め… → https://t.co/CwByfVTPHv #bookmeter
— まひる (@mashiro8888nex) 2019年6月25日
かがみの孤城、読み終わりました。最初はわからなかったことも終盤には全てわかったし、主人公が1人だと思ってた自分が馬鹿だった。七人みんなが主人公。七人だけじゃない。オオカミさまがいたからこの七人が集まれたし同じ時代を過ごしている。あの時こころも鏡の世界にいたらどうなってただろう
— ささたろう (@sasataro_sann) 2019年6月30日
【かがみの孤城/辻村 深月】騙されたー終盤の急展開に目を離せませんでした‼︎個人的に鏡は不思議な力を持っていると考えています卑弥呼、クレオパトラなどの女王も魔力の力に惹かれた、今も私たちの私生活… → https://t.co/VzZwoBJhOE #bookmeter
— 絳_IXA-8📚 (@aka_IXA_8) 2019年7月2日
2019年 『そしてバトンは渡された』 瀬尾まいこ
▼あらすじ
本書の主人公である森宮優子、彼女は複雑な境遇で育ち、三人の父親と二人の母親を持つ事になりました。
しかし、本人はその境遇をコンプレックスに感じる事もなく、あっけらかんとしております。
周囲からすれば、優子は悲劇のヒロインであり、話題の格好の的となります。
しかし優子本人は誰にも負けないくらい幸せな生活を送っていたのです。
というのも、3人の父親、2人の母親から形は違えど、たくさんの愛情を受けて育ったからです。
小さい頃から様々な試練を乗り越えてきた優子は両親が変わる事に対し、反発せず、与えられた環境に器用に順応して行くのです。
現在の父親である「宮森」も同じように優子にたくさんの愛情を注いでおり、マイペースな性格の宮森としっかり者の優子のちぐはぐな生活は愉快で心温まる物があります。
しかしながら、その優子の「強さ」は今までの環境の中で形成された強さであり、実の母親の死、父親の転勤、貧困、裕福さ、様々な環境で育ちながら親達は優子を愛してくれました。
そして優子は親の愛を受けて強くなっていくのです。
それぞれの形での両親の愛、波乱万丈な人生を送りながら「普通」を貫こうとする優子の強さ、彼女が大人になるに連れて今まで知らなかった両親の決意が明かされていきます。
そしてバトンは渡された…
◆感想
「身近な人を改めて大切にしようと思う」非常に心温まる作品でした。
後半に連れどんどん面白くなる物語です。
冒頭部分を読んだ時、重い話なのかと想像しましたが、読み進むに連れて優しい気持ちが広がり幸せな読後感が残ります。
ラストの結婚式のシーンでは涙腺が崩壊しました。
ここでようやくタイトルの意味が理解出来ます。
「幸せとは何か?」
そんな事を改めて考えさせてくれる作品です。
●口コミ評価
https://twitter.com/08ue10/status/1140826549534351360
https://twitter.com/616Ulc/status/1140985885783023616
https://twitter.com/souka_dat/status/1141534848638545920
「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ
— 本読むリス。 (@ey18vV3m9ouPDQP) 2019年6月21日
やっと読めたこの本。とにかく優しかった。主人公の優子には7人の親がいて、その全員が彼女への愛に溢れている。
読めて良かった。読めて良かった。#読了
瀬尾まいこ『#そして、バトンは渡された』を読んだ
— はるき ほんよみ (@harutinebooks) 2019年6月21日
“複雑な家庭事情”を持つ主人公を語り手に、随所に「普通の家族とはこうなのだろうか」と素朴な疑問を呈しつつも、優劣ではなく寧ろ暖かい家族の形を紡ぐ物語でした
読み終わった時、タイトルの意味や構成に「なるほど」とつい笑顔になる作品です
積み本崩しの第一歩として 瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」読了📚
— 小夜子🔖ピオフィ1926 (@_345ss) 2019年6月22日
19章ラストのシーンが好き。愛された経験は、根拠の無い自信につながるんだね。それぞれの親がどんな愛情を投げてもちゃんと受け止められる優子が本当に名捕手というか…笑 だからこそ愛されてるんだよなあ。 pic.twitter.com/Z07XpZmuYX
https://twitter.com/Aoi32796785/status/1142669534668525569
『そして、バトンは渡された』読了。
— 竜 (@ryukkun_7) 2019年6月23日
私、家族ものに弱いから…(涙をこらえながら)
瀬尾まいこさん
— 38 (@835170ognir) 2019年6月23日
『そして、バトンは渡された』
読了
とても穏やかに、温かくじんわりと、でも確かに愛というものを感じる一冊でした。 pic.twitter.com/Hi0stHjqtm
2019年 #本屋大賞
— white flower love (@whiteflowerlov1) 2019年6月24日
📗そして、バトンは渡された
ここ最近ゆっくりと読んでいた本。
読後感が続き、心が温まります。
ホッとする飲み物置いて読んだり、
プレゼントしても喜ばれると思う。
心に響く言葉が沢山出てきます☺️ pic.twitter.com/QTWD2u89Xy
そして、バトンは渡された
— でっき@ 読書垢📚 (@dekkibook) 2019年6月24日
瀬尾まいこ
折り返し報告
現在餃子🥟
感動のシーンからの餃子⁉️
餃子🥟❤️
森宮さんおもろ過ぎです\(^^)/
明日から後半一気に読んじゃいます! pic.twitter.com/IYZD7ppuaR
瀬尾まいこさんは、「あと少し、もう少し」でファンになりました。さすが本屋大賞を獲るだけあって良かったです。3人目の父、森宮さんと優子とのやり取りが微笑ましくて、自然と笑顔になってしまう。親になることは明日が2つになることだよって、言葉が素敵でした。 https://t.co/EYzA37qByH
— Aika (@aika22) 2019年6月24日
本屋大賞、大賞作品ランキング!
僕個人的には 芥川賞や、直木賞より「本屋大賞」の方が好みであり、毎年楽しみにしています。
「全国の書店員が選ぶ今一番読んで欲しい本」と言う事もあり、読み易さで言ったら圧倒的に本屋大賞が勝りますし、楽しみにしている人も増えてるのではないでしょうか?
個人的にランキングをつけるとこのような順位ですかね?
あくまでも個人の主観と言う事は了承下さい
■4位 「羊と鋼の森」宮下 奈都
個人的に比喩表現が多くて読むのが疲れるなーと言う印象を受けました。
物語に大きな変化はありません。
最後まで読んでみてささやかな読後感が残ると言った感想です。
■3位 「蜜蜂と遠雷」恩田 陸
こちらもメインは比喩表現です。
総合的に見てとても読み応えがあり面白かったですが、クラシック音楽の世界観を文章で表すのは至難の技で、同じような情景描写が多かった気がします。
■2位 そしてバトンは渡された
口説いですが、とても心温まる作品です。
個人的にはもっとドロドロした作品が好きなので、冒頭でのドロドロへの期待感が少し裏切られたような気もしましたが、後半では思わず優しい涙が溢れていました。
最後まで読んで本当に良かったと思える作品です。
■1位 「かがみの孤城」 辻村 深月
こちらは一切の迷い無く1位です。
今まで読んだ小説の中でも、一番エキサイティングした作品かもしれません。
ミステリー、人間ドラマ、ファンタジー、青春、どの部門でも最高傑作です!
最高にワクワクして、泣けて、優しい気持ちになれて、勇気を貰える作品です!
皆さんが大切な一冊に出会えますように(^ ^)