古市憲寿さんの「平成くんさようなら」を読んでみた

 

こんにちはキャベ太です。(@yakisobaboya)

 

こないだテレビを見ていたら、めちゃくちゃ面白い人を発見しました。

社会学者の古市憲寿さん」です。

 

日本一の炎上家として知られ、物怖じしない性格と毒舌キャラがウケ、今やメディアで引っ張りタコの古市さんですが

元はと言えば、現代の日本や若者について、これからの日本のあり方等を唱える社会学者として注目されました。

コメンテーターとしてメディア出演する他、雑誌の連載や作家として活動しています。

 

僕自身も喋り方や雰囲気が古市さんっぽいと言われた事が何度かあります。

テレビでたまたま「この世の中の大体の事はアホくさい。」と言わんばかりの古市さんの毒舌を聞いて親近感が湧きましたし、何だか元気が出ました。

僕も古市さん見たく強く生きれたらと思いました笑

 

そして惜しくも芥川賞受賞を逃した「平成くんさようなら」が今話題になっています。

 

これは読まずにはいられないと思い購入しました。

平成くん、さようなら

平成くん、さようなら

 

 

 

あらすじ


平成を象徴する人物としてメディアに取り上げられ、現代的な生活を送る平成くん「ひらなりくん」

性格は合理的でクール、性的な接触を好まない。

この物語の主人公は平成くんの恋人である「愛」。

人気絶頂の最中突然、愛は平成くんに安楽死しようと思っている」と告げられた。


愛はそれを受け入れられないまま、二人は日常の営みを通して、いまの時代に生きていること、死ぬことの意味を問い直していく。
なぜ平成くんは死にたいと思ったのか。

そして、時代の終わりと共に、平成くんが出した答えとは。

 

 

読んでみた感想

 

安楽死と言うテーマについて最後まで考えさせられる話でした。

「平成くん」は古市さん自身をモデルにしたのか、最後まで古市さんの姿が拭えなかったのが気がかりです。

 

クールで合理的で、ロボット見たいな性格の平成くんは「平成」と言う時代を象徴するような一見冷めた若者です。

「死」に対しても合理的な考えを持つ平成くんは、生をやりきったと言う理由で安楽死を決意します。

恋人の愛は平成くんに死んで欲しくないと言う想いで必死に説得します。

 

その中で徐々に明かされていく平成くんの過去、死についての本当の理由。

少しずつ人間臭さが滲み出て来る平成くんに、心温たまる物があります。

 

何故人は生きていくのか?

何故生きていかなきゃいけないのか?

頭からつま先まで理論武装して、本音や心の叫びを隠し続けて来た古市さん自身。

そして、クールである事がカッコいいとされる現代の若者の苦しみ。

そんな事がこの作品では語られていたのではないでしょうか。

 

平成くん、さようなら

平成くん、さようなら