村田沙耶香さんの「コンビニ人間」を読んで見た

 

こんにちはキャベ太です。(@yakisobaboya)

 

今回は第155回芥川賞受賞作品

村田沙耶香さんのコンビニ人間を紹介して行きます。

 

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

 

 

あらすじ

 

子供の頃から変わり者だった主人公の古倉恵子。

彼女には障害があるわけではないが、どう言う訳か人の気持ちが考えられない。

良かれと思いした行動がいつも裏目に出て周りに迷惑をかけてしまう。

自分の意志で行動をすると周りに迷惑がかかる事を理解した恵子は、いつしか自分の意思で行動する事をやめた。

人と深く関わらず息を殺して生きてきた恵子だが、大学時代コンビニでアルバイトを始めた事がきっかけで始めて「人間になれた」事を実感する。

しかし、コンビニ店員しか生きる道が無かった恵子は、大学卒業後も12年間同じコンビニでアルバイトをし続ける。

年を重ねて行くうちに生じる弊害「普通でいる」事に苦悩する恵子だが、恵子が働くコンビニに新しく入ってきた白羽という不気味な男との出会いにより人生が転がり始める。

 

  

読んで見た感想

 

こ、これは面白い・・・

笑えるのにメッセージ性があり、そして何だか不気味で気持ちの悪い読後感笑

様々な要素が見事に盛り込まれた唯一無二の作品です。

ページ数も少ないという事もあり2時間程で読み切る事が出来ました。

短いのですが内容は重い!重すぎる・・

コミカルでテンポが良くいわゆる社会不適合者の主人公の行動はぶっ飛んでいて思わず笑ってしまいます。

しかし、笑いの中には痛烈な現代社会への批評、生きづらい現代を生きていく事の大変さがメッセージとして含まれています。

そして物語の鍵を握る白羽という男の気持ち悪さ

エグいくらいに描写が鮮明で登場人物に思わず嫌悪感を抱いてしまいました。

 

「普通でいる事の大変さ」に苦しんでいる人には胸を打つものがあるかもしれません。

オススメの一冊です。是非読んでみてください。 

 

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)